よく仕事関連の本に、
こんなことを言う方がいます。
「その仕事のプロフェッショナルになれば成功する」
ある意味、事実だとは思いますが、
多様な価値観が存在している現在では逆に苦しみを生む言葉にもなるかな~と感じます。
先日も書いたように、
仕事に求める価値観は人によって異なります。
哲学者エリック・ホッファーさんは、
仕事にとって大切なことは、
「自由」「運動」「閑暇」「収入」の適度な調和。
と考えていたらしいです。
今の時代は、この4つだけでは収まりきらないのかなとも感じます。
今の仕事が好きではない仕事であり雑務的なことであっても、プロフェッショナルと言えるくらい的確に早く対処することができれば、認められる存在になります。
それがきっかけで仕事の幅や質も変わるのも事実でしょう。
でも、それ自体が難しい人だっています。
だって、大切な価値観が先程のリンク先にある「社会的交流性」が大切な人にとって、人とのつながりが大切なのに単純作業の業務でプロフェッショナルになることは、難しいし価値も感じないから難しいです。
「ライフスタイル」を大切にしたい人にとっては、家族や友人との時間が大切なので、仕事を究めるのに残業や学習の時間が必要なものは、プロフェッショナルになるのは難しいです。
根性論でどうにかできる時代ではもうなくなっているし、多様な時代だからこそ、自分自身の多様性に気付いて進めないと、プロフェッショナルになれない。そもそも仕事におけるプロフェッショナルになるという概念自体も人によっては必要の無い価値観になるのかな~とも感じます。
ほんと色んな考え方、価値観があるからこそ、自分を知るのも簡単ではなくなっちゃった。だけど、それが私達の人生を面白くしているのかもしれないですね。
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